ももさき皮ふ科ブログとお知らせ

秋に多くなる皮膚の症状を説明します。

皮脂欠乏症(乾皮症)
• 皮脂欠乏症は皮膚の表面の油が減少するこ とにより皮膚の水分が減少して乾燥を生じる 状態。
• 下腿、大腿外側、腰臀部に症状が出やすい。
• 秋から冬にかけて60歳以上の 95%に下腿の乾皮症を認め、 その半数がかゆみを訴える。
乾皮症を引き起こす要因
①加齢 女性のほうが男性より、やや早めの年齢で皮膚 の乾燥が始まる。
②季節 空気が乾燥しやすい秋から冬に多い。
③基礎疾患 アトピー性皮膚炎、糖尿病、血液透析、抗がん剤 治療
④生活習慣

毛虫に触れるとどうなりますか? 下関 皮膚科

チョウやガの幼虫はケムシあるいはイモムシです。ケムシの毛には毒があってかぶれるもの、と思われがちですが、すべてのケムシが毒を持っているわけではありません。実際には有毒毛を有する一部のケムシに触れた場合にだけ皮膚炎を生じます。


 有毒毛には主に毒針毛(どくしんもう)と毒棘(どくきょく)があり、前者はドクガ類(ドクガ、チャドクガなど)、後者はイラガ類(イラガ、ヒロヘリアオイラガなど)の幼虫に備わっています。


 ドクガ類の毒針毛は長さ0.1~0.2mmの微細なもので、幼虫1匹に数十万本以上が密生...

とびひとは民間で言われる俗名で、皮膚科の正式病名は伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)と言います。細菌による皮膚の感染症です。ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌(溶連菌と略します)などが原因菌です。接触によってうつって、火事の飛び火のようにあっと言う間に広がるから、たとえて“とびひ”と言うのです。あせも・虫刺され・湿疹などをひっかいたり、転んでできた傷に二次感染を起してとびひになります。また、鼻孔の入り口には様々な細菌が常在しているため、幼児・小児で鼻を触るくせがあると、鼻の周囲からとびひが始まったり、その手であせもや虫刺されなどをひっか...

伝染性膿痂疹(とびひ)

水ぶくれや糜爛(びらん)からの浸出液を触ったり、引っ掻いたりすると、中の細菌で次々にうつります。特に鼻の入り口には原因の細菌が沢山いるので鼻をいじらないようにしましょう。
病変が広範囲の場合や全身症状のある場合は学校を休んでの治療を必要とすることがありますが、病変部を外用処置して、きちんと覆ってあれば、学校を休む必要はありません。

日本皮膚科学会

July 31, 2019

 ネズミの背中にかぶれを起こさせる実験をするとき、予め皮膚に紫外線をあてておくとかぶれが起きないという現象が知られています。これを免疫学的トレランスといいます。

 免疫に関連する様々な細胞が紫外線照射でその機能が抑えられます。このような現象を光免疫抑制と総称しています。

 かぶれが起きなくて好都合と思い勝ちですが、この光免疫抑制は皮膚ガンの発生にも大きく関わっています。

 すなわち紫外線によりガン細胞が皮膚内に発生したとき、そこに紫外線が当たっていると、ガン細胞を異物と見なすことができず、普通なら免疫反応で排除すべきところが、ガン細胞の増...

July 31, 2019

皮膚にできるガンには多くの種類があります。皮膚ガンのすべてが紫外線によって起こるわけではありませんが、顔や手の甲など長年にわたり日光を浴び続けた場所に出るガンとして日光角化症、有棘細胞癌、基底細胞ガン、メラノーマがあります。

日光角化症

 日光角化症は60-70歳代から多くなります。皮膚の表面がカサカサして、赤みを帯び、触るとざらざらしていて、角質が尖っているため指先にちくっとしたものを感じます。

有棘細胞癌

 日光角化症は未だ皮膚の一番表面にある表皮の中に留まっているガンで、表皮内ガンと呼ばれます。この時点で転移することはありませんので、...

July 31, 2019

日焼け 光老化は普通の老化とどう違うのですか? 下関 小倉 皮ふ科

お年寄りの顔にはシミやしわが多く、またイボ状の変化も見られます。しかし、これは歳をとっただけで起こったものではありません。現にお年寄りでも日光を浴びない太股の内側などは色が白く、柔らかで、細かいしわはあるものの、深いしわはありません。通常の老化は年齢と共に身体の生理的機能が損なわれていくことですが、光老化は慢性の紫外線傷害です。これは加齢によって起こる老化とは質的に違う変化で、加齢による老化に上乗せの形で起こります。

一番大きな違いは加齢による老化では皮膚の厚さや色が薄...

July 31, 2019

日焼け 日焼けはどうして起こるのですか? 下関 小倉 皮ふ科

日本語の「日焼け」という言葉は紫外線により皮膚が赤くなる「サンバーン」と、その後黒くなる「サンタン」を含めて使われていますが、サンバーンは紫外線による皮膚のヤケド、サンタンはその結果おこるメラニン増加です。

日焼け反応(サンバーン)の主役はUVBです。細胞のDNAに吸収されたUVBは、DNA鎖の隣同士のピリミジン塩基を結合させて、ピリミジン2量体という一種の傷を作ります。

 これができるとDNAの複製がうまくできなくなるので、細胞にはこの傷を取り除く仕組みが備わっています。これ...

July 31, 2019

日焼け UVBとUVAはどう違いますか? 下関 小倉 皮ふ科

UVBは波長280-320nm、UVAは320-400nmです。波長が短いほど生物に対する影響が強いのですが、波長が長いほど皮膚の深くに入りこむという性質もあります。

 日焼けを起こす力で比べると、UVBはUVAの600-1000倍強いといわれています。しかし、UVAは日光に大量に含まれていますので、海水浴などで真っ赤に日焼けした場合(サンバーン)、その責任割合はUVBが7-8割、UVAが2-3割と見積もられています。

 シミ、しわ、皮膚癌などの慢性皮膚障害(光老化)についても...

July 31, 2019

地上にいる我々はどんな紫外線を浴びているのですか?

紫外線は波長によりその影響度は違いますが、身体にとって良い面と悪い面を併せ持っています。しかし、圧倒的に悪い面の方が多いと考えられます。

紫外線の功罪

●ビタミンD生合成

●光線治療
 乾癬、アトピ-性皮膚炎など

▲急性傷害
 サンバーン、サンタン

▲免疫抑制

▲慢性傷害
 光老化:シミ、しわ、良性腫瘍

 光発癌

▲光線過敏症

 まず良い面としてはビタミンDの生合成があります。しかし、これは敢えて日光を浴びなくても日常生活で知らず知らずに浴びてしまう程度の紫外線で十分賄われ、食物からも摂取できま...

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お知らせ

“皮脂欠乏症? 下関皮ふ科

2019/10/15

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