ひふのかゆみ 炎症の悪化サイクル 下関皮ふ科
炎症の悪化サイクル 湿疹・皮膚炎などの皮膚トラブルでは、かゆみを伴うため、「かゆいからかく」「無意識にかき続ける」 「かき壊すことで炎症は悪化し、患部が化膿してジュクジュクしてくる」「炎症がかゆみを起こし、さらにかゆくなる」「かゆいからまたかく」という悪循環に陥り、症状はどんどん悪化してしまいます。これを「炎症の悪化サイクル」といいます。
つまり、かゆくてかき続けることは、自分で皮膚の炎症を起こし、悪化させていることなのです。 田辺三菱製薬HPより


悪性黒色腫 各病期(ステージ)別治療 下関 門司 皮ふ科
悪性黒色腫 各病期(ステージ)別治療 各病期(ステージ)別治療、および生存率 生存率は、通常、がんの進行度や治療内容別に算出しますが、患者さんの年齢や合併症(糖尿病などがん以外の病気)の有無などの影響も受けます。用いるデータによってこうした他の要素の分布(頻度)が異なるため、生存率の値が異なる可能性があります。
ここにお示しする生存率は、これまでの国立がんセンターのホームページに掲載されていたものです。生存率の値そのものでなく、ある一定の幅(データによって異なりますが±5%とか10%等)をもたせて、大まかな目安としてお考え下さい。 I期 初発部位の腫瘍辺縁より1〜2cm離して広汎切除手術が行われます。しかし、指などの場合、切断手術になることもあり、また部位によっては植皮手術を行う場合もあります。5年生存率は95〜100%くらいで、ほとんど治癒するという良好な予後が得られています。 II期 初発部位の腫瘍辺縁より2〜3cm離して広汎切除手術を行い、しばしば植皮手術が行われます。予防的に所属リンパ節の郭清手術(リンパ節をすべてとりさること)、センチ


悪性黒色腫 ステージ 下関 門司 皮ふ科
悪性黒色腫 ステージ 悪性黒色腫病期(ステージ) copyright (画像をクリックすると拡大表示します:38.4KB) がんの進行程度を病期といい、悪性黒色腫は次のようにI〜IV期の4つに分類されています。 I期 初発部位にのみ腫瘍を認め、転移を認めないもので、初発部位における腫瘍自体の厚さが1mm以下のもの、または厚さが1mmを超えていても腫瘍表面の潰瘍がなくて2mm以下のもの。 II期 初発部位にのみ腫瘍を認め、転移を認めないもので、初発部位における腫瘍自体の厚さが1mmを超えていて2mm以下であり、潰瘍を伴うもの、または潰瘍のあるなしにかかわらず、2mmを超えるもの。この中でも特に厚さ4mmを超えるものは要注意。 III期 次のいずれかが認められる場合 所属リンパ節(初発部位から最も近いリンパ節)に転移を認めるもの。 初発部位の周囲(衛星病巣と呼ぶ)、または初発部位から所属リンパ節までの間に皮膚転移や皮下転移を認めるもの。 IV期 所属リンパ節を越えた領域に皮膚転移、皮下転移、リンパ節転移を認めるもの、または内臓に転移を認めるもの。 監


悪性黒色腫 治療 下関 門司 皮ふ科
悪性黒色腫 治療 4.悪性黒色腫 治療 悪性黒色腫は他のがんと同様に早期発見、早期治療が最も重要なことです。そして、早期発見時における治療の最大のポイントは手術による外科療法です。悪性黒色腫は、初発病巣の周囲に皮膚転移(衛星病巣)が数ヶ所発生することが多いという特徴をもっており、初発病巣のみを小切除して放置した場合、その周囲にかなり高い確率で腫瘍が再発します。また、わが国では、悪性黒色腫の一部に直接メスを入れて病理組織検査を行うと、転移を誘発することがあると考えられています。したがって最初の治療において、初発病巣辺縁より数cm大きい範囲で広範囲に切除手術を行うことが原則です。また、外来で腫瘍のみを小切除した後、診断確定された場合は、できるだけ早期に、広範囲に再手術したほうがよいとされています。
抗がん剤による治療を化学療法と呼び、悪性黒色腫の場合は静脈内注射薬を数種類組み合わせて行われます。手術後、検査でとらえられないような微小な腫瘍細胞を殺して再発、転移を予防するために行われたり、内臓やリンパ節の転移巣を消滅させるために行われます。一般に


悪性黒色腫 診断 下関 門司 皮ふ科
悪性黒色腫 診断 3.診断 診断は皮膚科専門医による臨床症状の総合的な診断によることが多いのですが、診断の確定には腫瘍の標本の検査(病理組織検査)が必要です。しかし、わが国では悪性黒色腫の一部に直接メスを入れて病理組織検査(皮膚生検)を行うと、転移を誘発する可能性もあると考えられていて、やむをえない場合を除いて行われません。
臨床症状により診断が困難な場合は、手術で腫瘍全体を切除し、手術中にすぐできる病理組織検査(迅速組織検査)を行います。悪性と診断された場合には、さらに大きく切除することになります。腫瘍の表面がじくじくした状態の時は、その部分にスライドガラスを押し当てて採取した細胞の検査(細胞診検査)が診断の助けになったり、血液中の腫瘍マーカーと呼ばれる物質(悪性黒色腫の場合、5-S-シスチニールドーパという物質)の検査値が参考になったりすることもあります。リンパ節や内臓のほうへの転移を調べるためには、X線、CT、超音波、シンチグラム、MRI、PETなどの画像診断と呼ばれる検査が行われます。 監修 国立研究開発法人 国立がん研究センター


1.悪性黒色腫とは 下関 門司 皮ふ科
1.悪性黒色腫とは 1)悪性黒色腫の発生 皮膚に発生する皮膚がん(皮膚悪性腫瘍)はいろいろな種類がありますが、悪性黒色腫はその中のひとつで、最も悪性度が高いと恐れられています。皮膚の色と関係するメラニン色素を産生する皮膚の細胞をメラノサイトと呼び、悪性黒色腫はこのメラノサイト、あるいは母斑細胞(ほくろの細胞)が悪性化した腫瘍と考えられ、単に黒色腫またはメラノーマと呼ばれることもあります。 2)悪性黒色腫の統計 悪性黒色腫は悪性度が非常に高いがんです。年齢別にみた悪性黒色腫の死亡率は、男性で60歳代、女性では70歳代から増加します。死亡率の男女差は大きくありません。悪性黒色腫の罹患率の国際比較では、オーストラリアのクイーンズランドが最も高く、南欧より北欧が高く、日本は低い傾向にあります。また人種差が大きく、白人では罹患率が極めて高い傾向があります。
発生部位は足底(足のうら)が最も多く、体幹、顔面、爪が続きます。どこの皮膚にも発生しますが、ふだんあまり気にしない足底に最も多いことは注意すべき点です。その他、悪性黒色腫は皮膚だけでなく、頻度はあまり


アザとはなんですか? 下関 門司 皮ふ科
医学博士渡辺 晋一(帝京大学医学部皮膚科 教授)アザという言葉を国語辞典で引いてみると、「皮膚面に色素の病的沈着や血管の増殖によって生ずる赤色または紫色の斑紋」と書いてあります。つまり皮膚の一部の色がその周りの皮膚の色と違って見えるものをいいます。そのため、色の違いにより赤アザ、青アザ、茶アザ、黒アザなどと呼ばれています。
また皮膚をぶつけて生ずる出血斑(打ち身)をアザと称する人もいますが、出血斑であれば、放置していても自然に消失しますので、患者さんにとって、特に深刻な問題となることはありません。そのためアザといえば色の変化がずっと残ってしまうものをいい、通常は生まれつきか生後間もなく生ずる色の変化をアザといっています。
またアザの医学用語として母斑という病名が使用されていますが、母斑は皮膚の奇形もしくは皮膚の奇形にもとづく良性腫瘍と考えられているもので、必ずしもアザと全く同じというわけではありません。 監修 医学博士
渡辺 晋一先生
(帝京大学医学部皮膚科 教授)

