ももさき皮ふ科ブログとお知らせ

March 29, 2015

 

青アザの治療はいつしたらよいですか?

太田母斑はQスイッチ・レーザー治療をいつ行ってもきれいにすることができますが、一般に小児の方が、治療回数が少なくてすみます。しかしレーザー治療には強いゴムで弾かれたような痛みをともなうので、小児ではあばれて、レーザー光線が目に入ると失明する危険性があります。従って小児期にレーザー治療を行う場合は、全身麻酔を受ける必要があります。今では小児でも安心して全身麻酔を受けることができますが、レーザー治療を何回か繰り返す必要があるため、麻酔による副作用を無視することはできません。しかも小児期に太田母斑のレ...

March 29, 2015

 

青アザにはどのような治療をするのでしょうか?

蒙古斑は自然に治りますが、他の青アザは自然に治ることはありません。ただし、異所性蒙古斑は10歳までにはある程度色調が薄くなります。従ってこのような消えない青アザに対しては治療を必要とします。治療はレーザー治療が最も良く、従来から行われていたドライアイス圧抵術などは、治療後の瘢痕形成などの問題があるため現在行われていません。但しレーザー治療といってもどのレーザーでもよいわけではなく、Qスイッチ・レーザーでなければなりません。Qスイッチ・レーザーには現在Qスイッチのルビー、ヤグ、アレキサンド...

March 29, 2015

太田母斑はどのような病気ですか?

太田母斑は額、目の回り、頬、鼻、耳介に生ずる青アザで、通常、顔の片側に生じます(資料8)。しかし稀に両側性に生ずることもあります。皮膚病変は生後半年以内に生ずることが多いのですが、出生時に存在することは稀です。また思春期に色が濃くなったり、新たに色素斑が生ずることがありますが、20~40歳台に発症することも稀ではありません。典型的な太田母斑は青紫色から灰紫青色で、そこに薄い褐色の小色素斑が混在します。しかし色調が一様な褐色斑であると茶アザ、小さな褐色斑が左右対称に生ずるとソバカス、中年以降に両側性に生...

March 29, 2015

 

アザはどうしてできるのですか?

皮膚は上から表皮、真皮、皮下脂肪織の3層からできていますが、表皮の基底層(最下層)にはメラニン色素という黒い色素を産生するメラノサイトという細胞があります(資料1)。このメラノサイトが作るメラニンが多いと皮膚の色が黒くなり、人種による色の違いの原因となっています。例えば、黒人ではメラニンが多く、白人ではメラニンが少ないという具合です。
 メラノサイトは通常表皮に存在し、真皮には存在しないのですが、真皮にメラノサイトが存在することがあります。真皮にメラノサイトが存在すると、メラノサイトが作るメラニンのた...

March 29, 2015

青アザにはどのようなものがあるのですか

真皮にはメラノサイトが存在しないのが普通ですが、日本人など黄色人種では、大部分の赤ちゃんで、お尻から背中にかけて、真皮にメラノサイトがみられます。そのため、日本人の赤ちゃんのお尻から背中にかけて、青アザがあり、これを蒙古斑といいます。蒙古斑は生後2歳頃までには青色調が強くなりますが、その後徐々に薄くなり、10歳前後までには大部分が消失します。しかし約3%が成人になっても残り、その多くは直径2cm程度の円形の青色斑で、持続性蒙古斑(資料3)と呼ばれます。また稀に腕や足、お腹や胸などに蒙古斑が生ず...

March 29, 2015

 

アザという言葉を国語辞典で引いてみると、「皮膚面に色素の病的沈着や血管の増殖によって生ずる赤色または紫色の斑紋」と書いてあります。つまり皮膚の一部の色がその周りの皮膚の色と違って見えるものをいいます。そのため、色の違いにより赤アザ、青アザ、茶アザ、黒アザなどと呼ばれています。
 また皮膚をぶつけて生ずる出血斑(打ち身)をアザと称する人もいますが、出血斑であれば、放置していても自然に消失しますので、患者さんにとって、特に深刻な問題となることはありません。そのためアザといえば色の変化がずっと残ってしまうものをいい、通常は生まれつきか生...

March 8, 2015

 

イボ(ウイルス性疣贅)はうつるのですか? 下関 北九州 皮ふ科

 

 

イボ(ウイルス性疣贅)は、今まで書いて来ましたようにウイルス(HPV)が感染してできる皮膚や粘膜の病気ですから、もちろん「うつる」可能性を秘めています。しかしながら、私たちの皮膚や粘膜は解剖学的な構造や免疫の働きなど他の様々のバリアー機構でウイルスや細菌などの感染から守られており、正常の皮膚や粘膜には通常感染しにくいと考えられます。 皮膚や粘膜に小さい傷ができて侵入を許したり、様々の感染から私たちの身体を守っている免疫力が何らかの理由で低下すると、イボができ易かった...

March 8, 2015

 

イボ(ウイルス性疣贅)には、どんな種類がありますか?

 

 ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)が皮膚や粘膜の基底細胞に感染してイボができることをQ2で説明しましたが、HPVにはウイルスを構成するDNAの違いにより多くの異なる型(遺伝子型と呼ばれます)があることが分かっています。今までに150種類以上もの型が見つかっていますが、ウイルスの検出法が進んで、その数はもっと多くなりそうな勢いです。この型の違いによって、感染しやすい場所や、できるイボの種類(見ため)が異なることも分かっています。そればかりでなく、Q2でも少し触れましたように、ある種の...

March 8, 2015

 

イボ(ウイルス性疣贅)は、どうしてできるのですか??

 

イボは、ヒト乳頭腫ウイルスと言うウイルスの一種が皮膚に感染してできます。ヒト乳頭腫ウイルスはhuman papillomavirusの日本語訳です。日本語訳と英語読みを組み合わせてヒトパピローマウイルスと書いたり、英語名をHPVと略して書いたりもします。このHPVには多くの種類があって、普通のイボ以外にも、ある種のものが性感染症(性病)である尖圭コンジローマの、他のある種のものが子宮癌の原因ウイルスとして注目されていますので、そのような話題でも、これらの異なるウイルス名を新聞・...

March 8, 2015

 

そもそも、「イボ」って、いったい何ですか?

 

 「イボ」は、皮膚から盛り上がっている小さなできもの一般を指す俗語です。ですから、患者さんが「イボができた」と言って受診されるものの中には、私達皮膚科医から見ると、実に様々の異なる皮膚病(多くは皮膚の腫瘍です)が含まれています。 最も普通の「イボ」は「ウイルスが感染してできるイボ」で、専門用語でウイルス性疣贅と呼ばれるものです。その他にも、このQ&Aのテーマの一つでもあるミズイボ(専門用語では伝染性軟属腫)や中年イボ(専門用語ではスキンタッグ)や年寄りイボ(専門用語では老人性疣贅ある...

Please reload

お知らせ

“皮脂欠乏症? 下関皮ふ科

2019/10/15

1/50
Please reload

症例目次
アーカイブ