あざ について3 青アザについて / ももさき皮ふ科 下関 皮ふ科

November 1, 2014

真皮にはメラノサイトが存在しないのが普通ですが、日本人など黄色人種では、大部分の赤ちゃんで、お尻から背中にかけて、真皮にメラノサイトがみられます。そのため、日本人の赤ちゃんのお尻から背中にかけて、青アザがあり、これを蒙古斑といいます。蒙古斑は生後2歳頃までには青色調が強くなりますが、その後徐々に薄くなり、10歳前後までには大部分が消失します。しかし約3%が成人になっても残り、その多くは直径2cm程度の円形の青色斑で、持続性蒙古斑(資料3)と呼ばれます。また稀に腕や足、お腹や胸などに蒙古斑が生ずることがあります。このような場所にできる蒙古斑は、異所性蒙古斑(資料4)と呼ばれ、年をとっても完全に消失しません。また顔面に生ずる青アザは太田母斑(資料5)、肩から肩甲骨にかけて生ずる青アザは伊藤母斑(資料6)と呼ばれ、これも自然に消失することはありません。
 その他に、青色母斑細胞というメラニンを持っている細胞が増殖して生じた青色母斑(資料7)というものもあります。青色母斑の多くは乳幼児期に生じ、直径1cm以下のやや硬い青色から黒色調の小隆起もしくはしこりです。青色母斑でやや大きいものは悪性化する可能性がありますが、他の青アザは原則として悪性化することはありません。蒙古斑は平らで色調が一様の色素斑ですので、しこりとなっている青色母斑や点状の褐色斑が混ざって色むらがある太田母斑、伊藤母斑とは区別できます。

 

 

 

 

 

 

 

公益社団法人 日本皮膚科学会より

 

 

 

 

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