乾癬 について 乾癬はどういう病気ですか? / ももさき皮ふ科 下関 皮ふ科
乾癬 について 乾癬はどういう病気ですか?

銀白色の鱗屑(皮膚の粉)をともない境界明瞭な盛り上がった 紅斑が全身に出ます(図1、図2)。 乾癬の患者さんの90%位がこの症状です(尋常性乾癬と呼びます)。 大きさ、数、形は様々で、発疹が癒合して大きな病変を作ることもあります。できやすい部位は慢性の機械的な刺激を受けやすい頭部、肘・膝、臀部、下腿伸側などです(Q6参照)。 青壮年期に発症することが多く、多発しますが、通常、内臓を侵すことはありません。 かゆみは約50%の患者さんにみられます。爪の変形(図3)や関節炎を伴うこともあります(関節症性乾癬:Q14参照)。 まれに発疹が全身におよぶこともあります(乾癬性紅皮症)(図4)。 その他、喉が痛んだ後(扁桃腺炎)に雨滴状の小さな乾癬皮疹ができる滴状乾癬、重症の汎発型性膿疱性乾癬(Q13参照)があります。
図1

図2

図3

図4

公益社団法人 日本皮膚科学会 HPより
監修 中川 秀己 先生 (東京慈恵会医科大学皮膚科 教授)