褥瘡はどうしてできるのですか? 下関 皮膚科
褥瘡はどうしてできるのですか? 下関 皮膚科
褥瘡は、長時間の圧迫により皮膚やその下にある皮下脂肪組織、筋肉への血流が途絶えて、これらの組織が死んでしまった状態です。この状態を「壊死」と呼びます。壊死の範囲(広さと深さ)は圧迫の強さ、持続時間、皮膚のズレの程度に影響を受けると考えられています。強い圧迫が長時間加われば筋肉に達する深い褥瘡ができます。普通は、眠っている間も無意識のうちに寝返りを打ちますし、長時間椅子に座っている時はお尻を移動し、同じ部位に長時間の圧迫が加わらないようにしています。このような動作を「体位変換」と呼びます。したがって、自分自身で体位変換できない人に褥瘡はできます。特に、骨が突出した部位には圧迫が集中するため褥瘡ができやすくなります
監修
尹 浩信 先生 (熊本大学大学院生命科学研究部皮膚病態治療再建学分野 教授)

ももさき皮ふ科 院長
監修 桃崎 直也