帯状疱疹の診断は? 下関 皮ふ科
帯状疱疹の診断は? 下関 皮ふ科
臨床症状で一般に判断できますが、時に虫刺され、接触皮膚炎または単純ヘルペスなどの疾患と鑑別を要することがあります。発疹の塗抹標本をアセトンで固定後、ギムザ染色を行って、ウイルス性巨細胞をみる方法が簡単ですが、単純ヘルペスとの鑑別は、抗VZVモノクローナル抗体によるウイルス抗原の検出を行います。 血清診断では補体結合反応が一般的で、ペア血清で血清抗体価の上昇が診断の一助となります。皮疹の出現した日を第1病日とすると帯状疱疹では第4、5病日あたりから抗体価の上昇がみられます。
監修
医学博士 本田まりこ 先生 (東京慈恵会医科大学葛飾医療センター皮膚科 教授)

ももさき皮ふ科 院長
監修 桃崎 直也