どんな検査が必要ですか?。(じんましん)下関駅 皮膚科
どんな検査が必要ですか?。(じんましん)下関駅 皮膚科
蕁麻疹が起きる仕組みには大きくアレルギー性のものと非アレルギー性のものがあり、アレルギー性のものについては血液検査または皮膚を用いた検査で比較的簡単に判定することができます。皮膚を用いる場合は原因として疑われる物質を皮膚に注射(皮内テスト)、あるいは皮膚に載せて針で突く(プリックテスト)などの方法があります。ただしこの方法で陽性であったとしても、それらがすべて蕁麻疹の原因とは限らないので、最終的には臨床症状やそれまでの経過などを併せて判断します。 機械的圧迫や擦過、寒冷、温熱、光線などの物理的な刺激が原因となって起こる蕁麻疹では、それぞれ誘因となる刺激を加えて実際に蕁麻疹が起こることを確認するテストが行われることもあります。 薬が疑われる場合には、皮膚を用いた検査の他、必要によりごくわずかの量の薬を実際に飲んだり注射してみて蕁麻疹が現れるかどうかを確認することもあります。 それ以外の非アレルギー性のものについては、病歴や皮膚以外の症状から疑われる疾患に対して一般内科的な検査を進めます。しかし発症して1ヶ月以上経過した慢性蕁麻疹で、特に皮膚以外に症状がない場合では、あまり詳しい検査を行ってもほとんど異常が見つかることはありません。
まぶたなどが突然腫れあがり、2~3日かかって消える。痒みを伴わない。稀に遺伝性のものである場合がある(Q15参照)。
この他、全身的な病気の部分症状として現れるものや、食物と運動が組合わさった時に現れるものなどもあります。
監修
医学博士 秀 道広先生 (広島大学大学院医歯薬学総合研究科皮膚科学 教授)

ももさき皮ふ科 院長
桃崎 直也