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褥瘡の処置時にはどんな注意が必要でしょうか?下関 皮膚科


瘡の処置時にはどんな注意が必要でしょうか??下関 皮膚科

自宅で介護する方が褥瘡処置をする場合、創面を被覆する材料を固定する際にはテープにはゆとりを持たせるようにして下さい。テープを引っ張った状態で固定すると、皮膚が引っ張られて水ぶくれができてしまうからです。

 またビニール袋を手袋代わりに使いましょう。創面を被覆する材料などを交換する際、手が入るサイズのビニール袋を手袋代わりに使うと良いと思います。古い創面を被覆する材料をつかんだら、ビニール袋を裏返し、そのまま捨てましょう。

 肛門側の固定にはポリウレタンフィルムを使うとよいでしょう。便失禁により、しばしば褥瘡が汚染されますので、汚染を防ぐためにポリウレタン製の粘着フィルムテープで創面を被覆する材料の肛門側を固定するとよいでしょう。お尻の割れ目に合わせてテープに切れ目を入れると、フィルムテープは皮膚に密着しやすくなり、尿や便が滲み込むのを防ぎます。

監修

尹  浩信 先生 (熊本大学大学院生命科学研究部皮膚病態治療再建学分野 教授)

ももさき皮ふ科 院長

監修 桃崎 直也 

#褥瘡

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