天疱瘡はどのような症状がでますか。下関 皮膚科

November 2, 2015

尋常性天疱瘡の患者さんは、かならず口腔粘膜にびらんが見られます(図3)。口の中がしみるため、飲食がしにくくなります。重症な場合は、飲み物をとることすらできなくなることもあります。尋常性天疱瘡の半分くらいの患者さんは、口腔のみならず、皮膚にも水疱、びらんを認めます(図4)。水疱は、体のどこにでもできます。治療せずに放置しておくと、体の広範囲にびらんができることもあり、2次感染、体液漏出により重篤な症状がおきます。
 落葉状天疱瘡は、皮膚だけに水疱、びらんができます(図5)。口腔にできることはありません。尋常性天疱瘡に比べると水疱がすこし皮膚の浅いところにできるため、すぐに水疱が破れてびらんだけが見られため、水疱をみることがまれであることもあります。

 

図3

尋常性天疱瘡の患者さんにできる口腔内(頬粘膜)のびらん。

 

 

 

図4

尋常性天疱瘡の患者さんにできる皮膚(背部)の水疱、びらん。

 

 

 

図5

落葉状天疱瘡の患者さんにできる皮膚(背部)の水疱、びらん。

 

 

 

 

 

監修

 

 

天谷 雅行先生(慶應義塾大学医学部皮膚科学教室 教授)

 

 

 

 

ももさき皮ふ科 院長

監修 桃崎 直也 
 

 

 

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