天疱瘡の抗体価はどのような意味がありますか。 下関 皮膚科


 落葉状天疱瘡に対する抗デスモグレイン1抗体と、尋常性天疱瘡に対する抗デスモグレイン3抗体は、保険診療において測定することが可能です。これらの抗体の有無は、診断に有用ですが、その抗体価(抗体の量)はその後の病勢の評価にも有用です。水疱、びらんがある治療初期は、水疱、びらんの範囲が治療の効果を示す指標となります。治療が成功して、水疱、びらんが消えてしまったあとは、抗体価がステロイド減量のスケジュールを考える上でもよい指標となります。抗体価が減少してくれば、天疱瘡の原因となる自己抗体が減少していることになり、安心してステロイドを減量することができます。デスモグレイン抗体価は、それぞれの患者さんの経過に平行して推移する傾向があります。しかし、異なった患者さんの間で、Aさんの抗体価がBさんより高いからといって、からなずしもAさんがBさんより重症であるわけではありません。

監修

天谷 雅行先生(慶應義塾大学医学部皮膚科学教室 教授)

ももさき皮ふ科 院長

監修 桃崎 直也 


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