類天疱瘡 どんな治療をするのでしょうか? 下関 皮膚科

December 11, 2016

 副腎皮質ステロイドホルモン(ステロイド)内服が治療の中心になります。限局性および軽症例では、ステロイド外用ないしレクチゾール(DDS)内服のみでコントロール可能なこともあります。ロキシスロマイシン内服療法またはテトラサイクリン(あるいはミノサイクリン)とニコチン酸アミドの併用内服療法の有効性が明らかになり、第一選択薬となりつつあります。テトラサイクリンの代わりにミノサイクリンを用いることも可能ですが、間質性肺炎の併発が報告されており注意が必要です。 実際には、中等症までの類天疱瘡ではまずテトラサイクリン・ニコチン酸アミド療法を行い、1~2週間経過を観察し効果が不十分な場合は、ステロイド内服を併用するようにします。この場合もプレドニゾロン換算20~30mg/日程度の比較的少量で有効なことが多いようです。治りにくい場合は、重症の尋常性天疱瘡と同様の治療法(ステロイドパルス療法、免疫抑制剤内服併用、血漿交換療法併用)が行われます。最近大量免疫グロブリン(IVIG)を注射する方法の有効性が各国で検討されており、現在は保険が適用されていませんが、今後期待できる治療法です。

 

 

監修

 

 

橋本  隆 先生
(久留米大学医学部皮膚科学教室 教授)

 

 

 

 

 

 

ももさき皮ふ科 院長

監修 桃崎 直也 
 

 

 

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