類天疱瘡 日常生活でどのような注意をすればいいでしょうか?下関 皮膚科
ステロイド内服に関しては、内服薬の自己判断による変更や中止は、急に水疱が再発することがありますので、主治医の指示を守りながら、薬の飲み忘れがないようにしましょう。また、使用する治療法ならびに薬剤についてその薬理的作用、効果を良く理解し、とりわけ、その副作用については十分に注意し、その徴候がある時はすぐに主治医に知らせることが大事です。 治療には家族の理解・協力も必要です。少なくても診断が確定し、治療を開始する時には、身近な家族にも、病気の性質、治療、今後の予知される事例などについて説明があります。 僅かな外力が当たる部位に水疱形成が生じることが多いので、このような外的な刺激を避けるため、絆創膏は直接貼らないようにして、病変全体をガーゼで包み、その上から絆創膏ないしネットで固定するようにします。手足、肘・膝をぶつけないようにし、擦れるような下着・服、きついベルトは避けるようにします。
監修
橋本 隆 先生 (久留米大学医学部皮膚科学教室 教授)

ももさき皮ふ科 院長
監修 桃崎 直也