ハチ刺されの対策は? 下関 皮膚科
ハチ刺されの対策は? 下関 皮膚科
まず、ハチに刺されないようにすることが重要で、ハチにいたずらをしたり、むやみに巣に近付かないようにしてください。特に夏~秋はハチの活動が活発になる時期なので注意してください。香水やヘアスプレーなどの香りはハチを刺激することがあるので、野外レジャーの際には避けてください。
刺された場合は、安全な場所で静かに横になって、できれば局所を冷やしてください。アンモニアを塗る、という昔からの方法がありますが、実は全く効果がないのでやめてください。ジンマシンや腹痛、気分不良などの症状が認められた場合は直ちに救急車を呼ぶ必要があります。特に全身症状もなく、元気な様子であれば心配いりませんが、あとで腫れてくる人もいますので、医師の診察を受けてください。
なお、ハチに刺されてショック症状を起こす可能性のある方には、緊急時に使用する「エピペン」というアドレナリン自己注射薬を携帯しておく方法があります。これは健康保険が適用されず、自費診療の扱いとなります。まずエピペンを処方することのできる専門の登録医の診察を受けていただく必要があります。
監修
夏秋 優 先生 (兵庫医科大学皮膚科 准教授)

ももさき皮ふ科 院長
監修 桃崎 直也