日焼け 日光にあたると免疫力が落ちると聞きましたが? 下関 小倉 皮ふ科

July 31, 2019

 ネズミの背中にかぶれを起こさせる実験をするとき、予め皮膚に紫外線をあてておくとかぶれが起きないという現象が知られています。これを免疫学的トレランスといいます。

 免疫に関連する様々な細胞が紫外線照射でその機能が抑えられます。このような現象を光免疫抑制と総称しています。

 かぶれが起きなくて好都合と思い勝ちですが、この光免疫抑制は皮膚ガンの発生にも大きく関わっています。

 すなわち紫外線によりガン細胞が皮膚内に発生したとき、そこに紫外線が当たっていると、ガン細胞を異物と見なすことができず、普通なら免疫反応で排除すべきところが、ガン細胞の増殖を許してしまうことになります。すなわち紫外線は皮膚ガンを発生させると共に、皮膚ガンの増殖を許すという、ダブルパンチを皮膚に与えてしまうわけです。

 

 

監修 医学博士上出 良一 先生

(東京慈恵会医科大学第三病院皮膚科 部長)

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